介護職が働く職場と聞くと、高齢の利用者が集まる介護施設を思い浮かべる人は少なくないでしょう。しかし介護スタッフはさまざまな働き場所があり、その1つとしていろいろな障害を持つ利用者が集まる障害者施設が挙げられます。高齢者介護は介護の対象人物の年齢層が高いですが、障害者介護の場合は高齢者に限らず若年層の障害者の介護も行わなければいけません。そのため障害者施設で働くスタッフは、幅広い年齢層の人に対して介護を行うようになります。障害者施設を利用している人の年齢制限は18歳以上。幼い子供はいないですが、高齢者とは全く異なる特徴を持った要介護者に対して柔軟な対応を行わなければいけません。

障害者施設にはさまざまな種類があり、代表的なものとして挙げられるのが入居型障害者施設と通所型障害者施設の2つです。入居型障害者施設では、食事や排せつなどの日常生活のサポート、身体介護業務が介護スタッフの主な仕事内容となります。一方通所型障害者施設は、スタッフの主な仕事内容は機能回復訓練やレクリエーション活動などです。スタッフが障害者施設で働くときには、利用者から暴言を浴びせられても冷静に対応し、常にイライラせずに利用者と向き合わなければいけません。いろんな種類の障害を持った利用者がいるため、思いやりを持った心で落ち着いて利用者と向き合えるように障害に関する知識をしっかりと身に付けておきましょう。利用者ごとに適したサポートを行うことが大切です。